禁煙30年 ≒ 850万円以上に化ける?
突然ですが、禁煙を始めました。
1.何故突然禁煙を始めたのか
極めて単純ですが、理由としては金と健康の二点です。
現在まで、長い間タバコを吸うのが当たり前の生活だったのでこれから辞めるとなると当然つらいのですが、一方で昔からタバコを吸っていた友人が吸うのを辞めてきたのを横目で見ていると、一時の快楽を優先して未だに金と健康を消費してまでタバコを吸っている自分が情けなく思うことも実際のところありました。
とは言え、ニコチンなどの中毒や習慣性等に加え、タバコにはタバコのいい思い出や思い入れもあり、当然そう簡単に辞めることも出来ずに惰性で現在まで続けてきてしまったのですが、最近の投資熱も相まって投入原資が欲しいとの単純な理由から、漸く禁煙チャレンジに入ることが出来ました。
きっかけとしては、丁度3日前に手持ちのタバコが無くなった時からスタートとして、思い付きで始めてみた次第です。
また、具体的に辞めるつもりがあった訳では無いのですが、年初からは健康面を鑑みて紙巻タバコから電子タバコへシフトしたこともあってか、この3日間の禁煙は「吸いたい吸いたい」となるようなこともなく、意外にもそこまで辛い禁煙にはなりませんでした。
まだまだ油断は出来ませんしこの先どうなるかはわかりませんが、いずれにしても、月1万以上を投資に回せると思うと単純に辞めて1万円が浮くということよりも断然モチベーションに繋がっており、継続はできそうな気がしています。
2.取らぬ狸の皮算用
では幾ら浮くのかというと、単純計算ではありますが、上記のとおり月額で12,327円が浮くものと考えております。
概算は下記のとおりです。
1箱540円(メビウス10月値上げ後)×1日15本(0.75箱)×365.25日÷12ヶ月
=月額12,327円
今後も段階的に値上げをしていくようなので、上記以上に金銭的メリットが生じるものと思いますが、とりあえずは大体月額で12,000円強浮くと思えば問題ないかと思います。
3.単純な禁煙だと・・・
今までも禁煙しようかと思うことはあったのですが、下記の単純計算のみではイマイチ実感も沸かず、辞める金銭的・健康的メリットは理解できるものの、弱い心を押さえつけてまで辞める・続けるまでには至りませんでした。
1ヶ月 12,327円
1年 147,924円
5年 739,620円
10年 1,479,240円
20年 2,958,480円
30年 4,437,720円
2~30年後に車1台程度買えて、それで何になるんだと・・・
人間は弱いので、そんな先の利益より目の前の誘惑・快楽に負けてしまいます。
4.利回り4%複利運用した場合の30年後
しかし、投資と組み合わせると少し見方が変わってきました。
月額12,327円を年利4.0%で複利運用を30年続けると、最終的には理論上850万弱になることがわかりました。
これは単純にタバコを吸わなかった場合に浮いたお金の倍近い金額になりますので非常に魅力的ではありますが、その期待値だけではなく、20年複利運用した場合の配当金にも現実的な魅力を感じたからです。
20年間年利4%で複利運用出来たとすると、その総資産は400万円に達するため、それ以降毎月1万円以上の配当が貰えるようになるのです。
毎月1万貰えるようになったところで私自身は複利運用のために追加燃料に使用するとは思いますが、月額1万貰えるようになると、いよいよ投資の恩恵を具体的に感じられるのではないかと個人的に思料するところです。
5.いつまで続くか
現在ではたかが3日ですが、今のところは大きく心を揺さぶられることもなく、吸いたくなったらタバコに費やした金を投信なり米国株に突っ込んでやるんだとニヤつくことにより、余裕で押さえつけられております。
問題は酒を飲みに行くような機会で同僚がタバコを吸うような場面ですが、それも4月からの受動喫煙防止関連により分煙・禁煙が厳格化されており、一昔前の様に席で煙草を吸う同僚から貰い煙草をしてしまうようなことも無くなるのではないかと思っております。
6.終わりに
現在の自身のポートフォリオは、米国高配当株を中心とした長期投資前提の構成になっており、自身の健康というのも一つの大事な要素になるものと考えております。
長期投資したところで健康寿命がやってきたり、資産だけ残して自分がポックリ逝ってしまっても意味がありません。
自分自身が築いた資産を自身が活用出来て初めて意味があるものと思いますので、そうした観点からも、健康面のリスクを減らすべく煙草を止められるのなら止めるべきと頭では思っておりました。
中々そう簡単に理屈で割り切ることの出来るものではないのですが、何であれ、もう一本も吸わないという強い意志を持って、禁煙を継続して行きたいと思います。
また、禁煙の成功の秘訣は浮いた金の投資面での成功体験が大きく寄与する面もあると思いますので、資産運用も楽しみながらしっかりと伸ばしていきたいと思います。
喫煙者の皆様も、一緒に禁煙して投資に回しましょう!